カナダでキャリア模索中の30代の日常

カナダのトロントでワーホリ終了後にカレッジで幼児教育の勉強をしました。オンタリオ州のRECEとして働いた後、現在は発達障がいの方を支援する非営利団体に勤めています。

カナダのデイケアのDiverse Materials -多様な世界を反映するマテリアル-

現在、トロントのカレッジにて幼児教育(ECE)の勉強をしています。

今日はカナダのデイケアで使用されている多様なマテリアルについての記事です。

私が住むトロントは様々な人種や文化的背景を持った人々が共存していますが、

カナダの幼児教育の現場では多様なマテリアルを使用することが推奨されています。

子供の頃から多様性(diversity)に触れることにより、自分と周りの人々の似ているところと違うところをポジティブな形で認識出来る様になり

子どもたち自身が自分に対してポジティブな自我(Positive sense of self)と自尊心(Self-esteem)を育み、

そして、子どもたちの他人に対する偏見を減らすこと(Anti−bias education)を目的としています。

例えば、

多様なスキンカラーを表現するクレヨン
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多様なな身体能力を持った人形
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多様なカルチャーの楽器
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多様な文化的背景を持つ家族のパズル
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多様なセクシャリティー(同性カップルを両親に持つ女の子)についての絵本

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などなど、ごく一部しか紹介できませんがこの様な多様なマテリアルを使用し、子どもたちがこの多様な世界に対する理解を深めるのを手助けするのが私達、教育者の重要な役割だとされています。私自身、日々知らず知らずの内に自分の中に形成されてしまっているバイアス(Unconscious bias)に驚くことが多いです。世界をありのままに見つめることって簡単そうに見えてかなりの努力が必要とされることなのかもしれません。