カナダでキャリア模索中の30代の日常

カナダのトロントでワーホリ終了後にカレッジで幼児教育の勉強をしました。オンタリオ州のRECEとして働いた後、現在は発達障がいの方を支援する非営利団体に勤めています。

Land Acknowledgement −カナダの悲しい歴史と、この土地のゲストである私達−


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現在、トロントのSenecaカレッジ幼児教育(ECE)の勉強をしています。

今日はLand Acknowledgementについての記事です。

私が通うカレッジののECEの各クラスはLand Acknowledgementから授業をスタートします。

Land Acknowledgementは、今私達が生活し、学んでいるこの土地は先住民の人々(Indigenous peoples)から奪われた土地であることを認めることから始まります。

私達はこの土地のゲストでしかなく、私達にはこの土地を尊重し、敬意を示し、そしてこの土地の自然環境を維持して行く義務があることを認識します。

 

カナダには植民地支配の悲しい歴史があります。

植民地支配の一環として始まったレジデンシャル・スクールでは、先住民族の子どもたちを親から引き離し、

子供の中のインディアンを殺す(“Kill the Indian in the child.”)ことを目的とした同化政策の為の学校が開設されました。

レジデンシャル・スクールで、先住民の子どもたちは自分の母語を話すことを禁じられ、名前の代わりに番号を割り当てられました。

その上、学校の中では身体的そして性的虐待の事実も確認されており、子どもたちには十分な食事も与えられていませんでした。

そして、今もまだ先住民のコミュニティはたくさんの問題を抱えています。

 

私が通うSenecaカレッジは元々Missisaguasという北米先住民の人々(First Nations)の土地にあります。

下記のウェブサイトにて今現在自分が住んでいる土地がどの先住民の人々に属していたのか調べることが出来ますので是非。

ちなみに日本のアイヌ民族琉球民族についても記載されています。

NEȾOLṈEW̱

https://netolnew.ca/native-land/