現在トロントのカレッジにて幼児教育(ECE)の勉強をしています。
今日はソーシャルジャスティスについての記事です。
私は平等(Equality)であることの大切さを小さい頃から学んで来ました。
ですが、最近になってようやく気づいたことは平等であることだけでは、十分でない状況が多々あるということです。
英語でよくPrivileged(=特権がある)と表現されますが、
十分なリソースにアクセスできる(Privileged)人と必要なリソースにアクセスできない人に同じ量の(Equal)サポートをするのでは
必要なリソースにアクセスできない人が快適に生活できる状態にはなりません。
公平や公正(Equity)はフェアであること(Fairness)に意味が近いと思いますが、
必要な人にはより多くのサポートを与えることは決して間違いではないし、むしろ、するべき事ことなのだと気づきました。
これは幼児教育の現場にも当てはまることで、様々なニーズを持った子供達それぞれに違った形のサポートをすることが私達の仕事です。
こちらの画像がEquality(左)とEquity(真ん中)の違いをかなり分かりやすく説明してくれています。
そして、一番右の状態、全ての人が特別なサポートがなくてもリソースにアクセスできることがソーシャル・ジャスティス(Social Justice)が実現した状態となります。
今年はBlack Lives Matter運動やコロナウイルスのパンデミック等、本当に色々なことがありました。私達にとって世の中の不公平を強く感じられた年ではないかと思います。私達、教育者の役割はクラスルームで公平さを実現する努力を継続していくこと、そしてロールモデルとして子供達に良い影響を与えて行くことなのだと感じます。