1ヶ月以上ぶりのブログ記事ですがみなさんお元気にされていますか?まだまだ寒く、雪も降っているトロントですが学校がロックダウンから再開して約1ヶ月が経ちました。私が働くBefore and After School Programも幼稚園と同時にオープンしました。こちらのプログラムで働き始めて約2ヶ月、仕事にも慣れて来た感があります。
今月から私のクラスルームでは飛行機がテーマの探求学習のプロジェクトを実施していて、飛行機を作ったり、空港がテーマのドラマティックプレイをしたり毎週、世界の各国のアートを作ったりしています。
丁度2月はChinese New Year(Lunar New Year)があったり、Black Heritage Monthでもあるので中国のランタンを作ったりジャンベ・ドラムを作ったりしました。ちなみに今週はインドがテーマで象のデコレーションを作成する予定です。
そして、現在はスーパーバイザーの助けを借りつつクラスルームのマネジメントを学んでいるのですが、うちのクラスは元気でわんぱくな子供達が多く、試行錯誤の毎日です。プロレスの様なケンカは日常茶飯事でFワードやNワードを使う子達もいるのですが、日々自問自答を繰り返しながら子供をどう指導するかを学んでいます。スーパーバイザーにはもっと厳し目に指導して欲しいと言われ、大人と子供の関係性が崩れて友達になっちゃうと"They are gonna eat you alive!"、生きたまま食べられちゃうよとまで言われました。私は性的マイノリティーに対してインクルーシブなクラスルームを作る観点で子供達を呼ぶ時、"Boys & Girls!"は使わないで"My friends!"と子供達を呼んでいたのですが"Everyone!"の方がいいのかなと考え出したり…。
心理学では4つのペアレンティング・スタイルがあるとされています。
①Authoritarian style (ヘリコプターペアレントの様な子供に有無を言わせない独裁的なスタイル)
②Permissive style (子供の意思や感情には寄り添うがダメなことにハッキリとリミットを設定出来ていないスタイル)
③Authoritative style (子供の意思や感情を尊重しつつもダメなことにはハッキリとリミットを設定するスタイル)
④Uninvolved style (最低ラインの世話しかしないスタイル)
この中でAuthoritative parenting styleがベストなスタイルであるとされています。(下にCNBCの記事を貼っておきますね!)
最近、自分がAuthoritativeだと思っていたプラクティスが実はPermissive寄りだったのかなと思ったりもします。特にカレッジでは主にレッジョ・エミリアなどの子供が主体であることを重んじるプログレッシブな教育を学んでいたのもあり、実際の現場で繰り広げられる世界と自分が学んできたことのギャップを感じることも多々ありますが、目の前に起こっていることに対して自分がベストだと思うプラクティスを実践して行くしかありません。特に、カレッジでは子供を指導する時やクラスルームのルールを設定する際、クリティカル・リフレクションを怠ってはいけないと学びました。
・なぜ筆を使わず手でペイントしてはいけないの?
・なぜ画用紙をはみ出してペイントしてはいけないの?
・子供達のThinking outside of the boxの瞬間を台無しにしてはいないか?
・日々のせわしないルーティーンが子供達にとってストレスになっていないか?
こんな正解のない質問を日々自分に問いかけながら子供達と向き合う毎日を過ごしています。