カナダでキャリア模索中の30代の日常

カナダのトロントでワーホリ終了後にカレッジで幼児教育の勉強をしました。オンタリオ州のRECEとして働いた後、現在は発達障がいの方を支援する非営利団体に勤めています。

カナダでの就職時に必須!リファレンス・チェックの準備方法

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少し前に英語での面接前の準備に関する記事を書いたのですが(私が英語での面接前に準備すること➁ - カナダで幼児教育)カナダでの就職に必須であるリファレンスに関して触れていなかったので、今日はリファレンスについてお話します!私自身も就職活動時にリファレンスを提供したことも、自分が同僚のリファレンスになったこともあります。今回の記事は自分の経験(私はECE、学校と福祉関連で働いています。)とIndeedの下記の記事を元に書いています。

What Is a Reference Check After an Interview (with Tips)

1. いつリファレンスを用意する? 

応募時にリファレンス提出を求められる希なケースもありますが、大体は最終面接後にリファレンスを求められる事が多いです。なので、最終面接に呼ばれた時点でリファレンスを頼めそうな人のリストを自分の中で考えておきます。私の場合は最終面接前、予めリファレンスを頼みたい人達に先に連絡しておきました。現在就活中の旨を伝え、これから先にリファレンスが必要な場合はお願いしてもいいかを聞いておきました。これをしておくと面接がうまく行きリファレンスを聞かれた時に焦らなくて済むのでおすすめです。面接の最終候補が何人かいる場合、素早くリストを提出できることも仕事を得るために大切なポイントです。大概、2~3人を用意する様に言われる事が多いのでリストを要求されたらリファレンスの方々に正式にお願いのメールをします。相手の大切な時間を使って貰うので、親しき中にも礼儀ありで仲が良い同僚にでもフォーマルなメールを送る様にしています。以前、テキストの一文"Can you be my reference?"で何件もリファレンスやレコメンデーション・レターをお願いさことがありました・・。ちなみに、その後もその方から音沙汰なしでした・・。応募した仕事を辞退する場合でも仕事に受かった場合もリファレンスのお礼と報告のメールは必ずしましょう!

2. どんな人にリファレンスをお願いすれば良い? 

基本的には、過去に一緒に働いたことのある上司が一番良いリファレンスだと思います。こちらで言う、ディレクター、マネージャー、スーパー・バイザー等です。諸事情で上司が無理なら同僚に頼む場合もあります。また、カレッジの教授やインストラクターもリファレンスになってくれることが多いです。ボランティア先や実習先のメンター、スーパー・バイザーにお願いしたりもあります。私の場合、直近に提出したリファレンスは上司のみの指定でした。現在の勤め先は小学校/幼稚園とBefore and After School Program(学童)なのですが、学童の方の上司には転職の話は決定するまで出来ない状況だったので、1人目は学校の教頭先生にお願いしました。2人目は卒業したカレッジの教授にお願いしました。卒業して2年も経っていますが快く引き受けて下さり感謝です。卒業後、今の学童の前に働いたデイケアがあるのですがそこには3ヶ月しか勤めていないのでお願いしませんでした。リファレンスを選ぶ時には、当たり前ですが自分のことを良く話してくれる人を選ばなければいけません。また出来るだけ長く知っている人の方が良いです。そして、3人目にはTim Horton'sで働いていた時のマネージャーに引き受けてもらいました。(ちなみにマネージャー、現在は銀行で働いているのですがそれでも大丈夫です。)ワーホリ中の1年間働き、その後カレッジに学生として戻って来た時に再雇用してもらいました。『この人があなたの会社に戻って来たい場合再雇用しますか?』というのがリファレンス・チェック時にによく聞かれる質問なので再雇用された場合はリファレンスをお願いするのにとても良い兆候です。また、教頭先生も9月から違う学校に校長として行かれるのですが、その学校のパートタイムのポジションにも誘って頂いたので、良いリファレンスを貰える安心感がありました。

3. 電話?メール?リファレンスには何を聞かれる? 

過去に私がリファレンスになった場合は電話がかかって来る場合もメールの場合もどちらもありました。実際に聞かれた質問は、候補者のポジションや業務内容、各スキル(問題解決/顧客対応/会話/ライティング/対人/リーダーシップ/チームワーク/プロダクティビティ/コンピューター)、柔軟性、勤怠、ストレス耐性、新しいメソッドや知識を学び続けているかなど聞かれたことがあります。または候補者が新しいポジションで抱える困難があるとすれば何か子供/クライアントの感情が高ぶった時に取る行動子供/クライアントの家族との関係性子供/クライアントと働く上での不安要素はあるかなども聞かれました。

 

リファレンス・チェックは採用プロセスの最後にある事が多く、有力な候補者にのみする場合が多いので、面接後にリファレンス提出を求められるのはとても良い兆候です。私の周りの人もリファレンスを聞かれた後はかなりの確率でジョブ・オファーを貰っています。また、自分の過去の上司が良い評価を話してくれるか不安になりますよね。ですが私の周りではリファレンスを引き受けると言うことはその人に対して良い評価をしている事が多くわざわざ自分の時間を割いて悪いことを言うというのは聞いたことがありません。良い評価を出来ない場合は断られるか連絡が返ってこないと聞きます。上記のIndeedの記事によるとリファレンスが採用の決め手になることは少ない(インタビューやレジュメの内容などが重要)とありますがカナダで仕事を得るには必ずいるリファレンスです。仕事を辞める際などはきちんと2 weeks noticeを提出したりなど仕事関係の繋がりは大切にしましょう。

それではまた記事を書きますね~!