カナダでキャリア模索中の30代の日常

カナダのトロントでワーホリ終了後にカレッジで幼児教育の勉強をしました。オンタリオ州のRECEとして働いた後、現在は発達障がいの方を支援する非営利団体に勤めています。

社会人2年目の私の英語力はどこまで成長したか?

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今回はもうすぐカナダに住んで4年になる私の英語力の話です。前回の私の英語力に関する記事は約1年半前に書きました。

mariamaria0510.hatenablog.com

カレッジに入学して以来は英語の試験を受けていないので客観的に自分の英語力を図る指標がなく、今回の記事は主に主観となります。ちなみにカレッジ入学前、2019年に受けたIELTSはOverall 6.0(L,R,W,S/6.5, 7.0, 5.5, 5.5)でした。ちなみにTOEICのスコアは855でした。しかしその後、カレッジで毎日エッセイを書いたり、地元の生徒と混じって授業を受けて卒業、その後は就活、社会人生活を経験しているので全体的に英語力はぐんと上がっているはずです。

現在、カナダで社会人2年目に突入しましたが、最近は自分の英語力・コミュニケーション力の成長をよく実感することがあります。先日、応急処置と心肺蘇生法のライセンスを更新する為に講習を受けました。初めての講習はカレッジに入学する前、2019年に受けたのですが、今まで受けた中でも一番辛い授業だったかもしれません😅先生の指示もよく聞き取れない状況で大学生や社会人と混じり教科書の内容を要約したり即効のグループ・プレゼンをしたり、ディスカッションしたりと2日間の講習でげっそりになりました。極めつけは、辞書なしではテストの問題の意味が分からずテスト時間を超過しても終わりませんでした。ですが、今回の講習は早口の先生でしたが言っていることは全部分かるし、他の生徒の発言も聞き取れる様になっていました。自然と授業中に発言出来るし、テストも辞書なしで問題なく理解出来るようになっていました。

あとは、社会人になったばかりの頃は仕事のミーティング等で発言する前に頭で文章を組み立ててドキドキしながら喋っていたのですが、最近は考えなくても自然にすらすら言葉が出てくる様になりました。そして同僚に何か理不尽なことを言われた時など、英語で言い返したり自分を守れるようになりました。そして、卒業したての頃は保護者との会話が苦手で、いつもなるべく早く切り上げようとしていたのですが最近は自分から保護者に話しかけたり質問する様になりました。そして、特にカナダに来た当初苦手だった電話対応ですが、年々少しずつ苦痛さがなくなって来た感じです。うちのクラスかスーパーバイザーのオフィスで外部からの電話を受けるので私もよく電話対応はするのですが、今となっては電話を取る時に緊張したりはなくなりました。そして、日常会話でも仕事の会話でも聞き取れないことがほとんどなくなりました。万が一相手の英語が聞きとれない場合は、自分が悪いというより相手がハッキリ発音しなかったか周囲に雑音があったからだと思う様になり、"Pardon me?"や"Could you say it again?"と言って自信を持って聞き返せるようなって来た感があります。(昔は聞き取れないことが多すぎて、話を中断させたくないので流すことも多かったです。)ただ、未だに人の名前を聞き取るのは得意でないのでよく『スペルをお願いします。』と綴りを聞かなければなりませんが😅

この1年半の間、特別に英語を勉強した感はないのですが、カレッジを卒業し就活、社会人、家庭生活を送るうちに勝手に英語も伸びたなと思っています。特に私の場合、家では彼と娘と英語を毎日話すのと、仕事でも毎日英語です。子供達の前で本を読んだりサークル・タイムをしないといけないのも良いスピーキングの練習になっています。そして、ECEの仕事はコミュニケーションが命なので毎日、同僚とスーパーバイザーと報告・連絡・相談、親御さんと子供の様子や体調について話をします。

個人的に英語を第二言語として話す社会人として日頃から心がけているのは、ネイティブの英語を目指すよりプロフェッショナルな英語を話せるようになるということです。周りに英語が第二言語で尊敬している(元)上司・同僚がいるのですが、その人達はみんなゆっくりでもハキハキ喋るのと、文法などの基礎英語力が高く、プロフェッショナル言葉遣いが出来ます。なので、ある程度発音を正確にして聞き取り易い英語を話すのは大切だと思いますが、アクセントを必要以上に気にしたり、ネイティブっぽくスラングをたくさん使ったりなどは正直どうでもいいなと思っています。私は大人になってから英語を話始めたので英語のアクセントが完全に消えることはないですし、自分の第一言語にない音を認識するのには限界があります。そこを無理に頑張るよりかは、プロフェッショナルな英語を話すことにフォーカスするほうが現実的だとも思います。後は、英語ネイティブの人でもコミュニケーションや仕事のスキルがなければ、そういったスキルの高い英語が第二言語の人にチャンスが行く場合がほとんだと信じています。(もちろん差別の問題もありますが、私の業界やトロントでは上層部にも移民してきた人が多いので英語のアクセントで不利になることは少ないです。ただ、職種や地域によるかもしれません。)

以上、社会人2年目の私の英語力の話でした。カナダに来てからは、当たり前の事が当たり前でなくなり、たくさん壁があった分自分の成長を毎年感じることが出来ています。大人でも成長を日々実感できるのが社会人海外移住の魅力の一つかなと最近思います😆